第47回衆議院議員選挙が2014年12月2日に公示され、高槻市と島本町を選挙区とする大阪10区では前職2人、新人2人が立候補しました。そのうち3つの陣営の出陣式で高槻市の濱田剛史市長が応援演説を行っています。以下、各陣営での演説を書き出しました。
【辻元清美候補(民主前、比例重複)の出陣式】
みなさん、おはようございます。ご紹介をいただきました高槻市長の濱田剛史です。本日は辻元清美先生の出陣式にお招きをいただきまして、ありがとうございます。みなさん寒い中、本当にご苦労様でございます。
わたくしも市長に就任いたしまして3年半が過ぎまして、この間、辻元先生には大変ご指導たまわっておりまして、本当にありがとうございます。
今回のこの衆議院選挙、ちょっとわたくしにも急なことでよくわからないんですけど、いま安部政権が掲げている中でですね、やはりわれわれとして一番興味があるのは地方創生という、そういったことでございます。関連法案を直前に通されたということでございますけれども、中身がはっきりとしないということで、いま注目しているところでございます。国と地方との関係、非常にいろんな課題があります。地方分権と言いましても、たとえばそれに見合う財源がきておらなかったり、そういったことで、たくさん課題があります。
ひとつは、たとえばかつて中学校3年まで子どもの医療費助成をさせていただいておりますけれども、この子ども医療費助成をする自治体には国からペナルティーが与えられます。国にお金を逆に取られてしまうという、そういったシステムになっておりまして、これは早くなくせということで市長会が府と要望しているところでございますけれども、なかなかまとまらないという、そういったわれわれからの常識からすると矛盾がある、そういった、いまシステムになっております。
そういった地方の苦しみ、地方のしんどさについて深い愛情と強い信念でご理解いただいているのが、わたくしは辻元清美先生ではないかというふうに思っております。辻元先生は本当にもう大ベテランでありますし、この高槻にはなくてはならない国会議員であります。高槻に辻元清美先生がいない、こういうことはあり得ない、わたくしは思っております。これから辻元清美先生も私もいろいろご指導もいただかなければなりませんし、この高槻を辻元先生とともに、わたしはしっかりと発展させていきたい、強く思っております。微力ながら、わたくしも辻元先生をしっかりと応援させていただきたいと思っておりますので、どうぞみなさま、よろしくお願い申し上げます。
本当になりますが、辻元先生の当選を確信申し上げまして、わたくしの挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます。ありがとうございました。
【松浪健太候補(維新前、比例重複)の出陣式】
みなさん、おはようございます。高槻市長の濱田剛史です。本日は松浪健太先生の出陣式にお招きをいただきましてありがとうございます。大変寒い中、みなさま本当にお疲れ様、ご苦労様でございます。
松浪健太議員には平素より大変お世話になっておりまして、わたくしも市長就任いたしましてこの3年半、松浪健太先生にいろいろ教えていただきながら務めてまいりました。
松浪先生は党の国対委員長としていま大変活躍をされておられます。そして道州制、地方と国の関係のエキスパートであります。
先ほど池下議員(府議)からも話がありましたけれども、高槻は中核市ということで一定の権限を国や府から移譲されております。しかしながら、それに見合う財源が十分に来ているかというとそうではありません。
いま地方分権が叫ばれておりますが、真の地方分権が実現されているかといいますとそうではありません。これからやはり国や府、都道府県にわれわれしっかりと物を言っていかなければならない、そういった中で、やはり地方分権のエキスパートであります松浪健太先生に、この高槻と国とのパイプ役を引き続きやってほしいと、わたくしは強く思っている次第でございます。
松浪健太議員の今回の当選、これを心より祈念申し上げますとともに、さらなる松浪議員のご活躍を祈念申し上げまして、簡単ではございますが、わたくしの挨拶とさせていただきます。みなさんがんばりましょう。ありがとうございました。
【大隈和英候補(自民新、比例重複)の出陣式】
みなさん、おはようございます。えー、高槻市長の濱田剛史です。本日は大隈和英さんの出陣式にお招きをいただきまして、ありがとうございます。そしてまた寒い中、本当に大変お疲れ様でございます。
大隈和英さん、この2年間、わたくしもよくいろんな行事やイベントでお会いしてまいりました。本当に頑張っておられました。わたしはこの今回の衆議院解散というのはまったく予想はしていなかったんですけれども、大隈さんにとって本当にチャンスではないかなというふうに思っております。
いま、国と地方の関係、いろいろ言われております。高槻もビッグプロジェクトがたくさんあります。安満遺跡公園の整備、そしてまた新名神関連道路の整備、そういったいろんな国の力を借りなければならないビッグプロジェクトがいま目白押しであります。そしてまた、市民の安全安心というところでは、やはり淀川の整備であるとか、そしてまた171号線の整備、そういった国の力を借りなければならない事務がたくさんあります。
大隈和英さんにはぜひとも、高槻の、この国の力を借りなければならないビッグプロジェクトにご尽力をいただきたいと、強く思う次第であります。
国しかできない仕事、さらには政権与党の国会議員でしかできない仕事、これが高槻にはいまたくさんあるということでございます。大隈さんの日ごろのお話を聞いていますと、そのことをよく理解をしていただいていると、わたくしは確信をいたしております。大隈さんとともに、この高槻をしっかりと発展させていきたい、そして大隈さんには高槻、そしてこの日本を素晴らしいものにしていただきたい、わたくしは強く思う次第であります。
この衆議院選挙、大隈和英さんの勝利を確信を申し上げまして簡単ではございますが、わたくしの挨拶とさせていただきます。微力ですがしっかりと応援させていただきます。どうもありがとうございました。